直島(なおしま)はどんなこところ?
直島(なおしま)は人口3,000人程が暮らす瀬戸内海の島です。 町内には、美術館の他、地域の空き家を改修し、アート作品とする「家プロジェクト」、草間彌生のアート作品「南瓜」など、魅力的なスポットに溢れています。
壮大で美しい瀬戸内海の海と島々。そして、その眺望に溶け込み、さらに魅力を引き立てる数々のアート作品。多面的で、奥深い魅力がある個性的な場所「直島(なおしま)」をご紹介します。
直島観光の3つのエリア
直島の観光エリアは「宮ノ浦」、「本村」、「美術館」の3区分です。なお、直島には、直島港と宮浦港の二つの港ありますが、直島観光の玄関口は宮浦港となります。
宮ノ浦エリア
宮ノ浦エリア(宮浦港)
直島の玄関口です。海の駅「なおしま」には売店の他、フェリーや町営バスの待合があります。また、周辺はレンタルサイクル店があります。
すぐ近くに草間彌生「赤かぼちゃ」、藤本壮介「直島パヴィリオン」が展示されています。
海の駅「なおしま」
宮ノ浦エリア フォトギャラリー
このエリアの観光時間は1時間程度
直島銭湯 「I♥湯」/ 西沢大良設計「宮浦ギャラリー六区」
海の駅「なおしま」(フェリー・バス乗り場)から徒歩圏内(5分〜10分)に紹介したアート作品があるよ。
フェリーやバス待ちの時間を有効活用すると良い。草間彌生「赤かぼちゃ」は人気で撮影待ちの列ができることもあるようだね。
「赤かぼちゃ」や「直島バイオリン」「I♥湯」(外観)は、鑑賞料は不要。一方、 「宮浦ギャラリー六区」は入場料が必要だよ。
本村エリア
本村エリア・家プロジェクトエリア
昔ながらの街みの本村エリア。古くからある集落が連なり、細い路地を抜けるとストリートアートが出現します。地域の空き家を改修し、アート作品とする「家プロジェクト」があり、7つの展示(家)を鑑賞できます。また、建築家 安藤忠雄のANDO MUSIUMもこのエリアにあります。
本村エリア フォトギャラリー
この観光時間は2〜4時間程度
ストリートアート/本村エリアの街並み
「家プロジェクト」護王神社 / ANDO MUSEUM
「家プロジェクト」角屋 / 本村エリア アート
細い路地を歩くと「家プロジェクト」やストリートアートに出会えて楽しかった。でも、ANDO MUSEUM (入館料600円)は展示も少なくちょっと微妙に感じた。
本村ラウンジ&アーカイブ
「家プロジェクト」の共通チケットを販売している他、町営バスの待合になっています。お土産の販売やトイレのあります。
農協前バス停
本村ラウンジ&アーカイブにある町営バス停。バスは小型(28人乗)なので観光客が多いと混雑するそうです。
家プロジェクト<詳細>
7軒の家が展示される「家プロジェクト」。その内、5軒は『共通チケット』(1,200円(ネット購入))で入館できます。1軒(600円(ネット購入))の『ワンサイトチケット』より『共通チケット』の方がお得です。
残り、2つの《1、南寺》と《2…きんざ》は、別料金で各600円(ネット購入)となり、この2軒は入館時間の指定が推奨されています。
予約の必要性 | 入館料【ワンサイト】 | 入館料【共通チケット】 | |
1…南寺 | 予約推奨(時間指定) | 7軒の内、1軒のみ入館 600円(ネット) 700円(窓口) ※7軒の全てに入館した場合 4,200円(ネット) | 対象外 |
2…きんざ | 予約推奨(時間指定) | 対象外 | |
3…碁会 | 3〜7までの共通 1,200円(ネット) 1,400円(窓口) ※7軒の全てに入館した場合 2,400円(ネット) | ||
4…角屋 | |||
5…護王神社 | |||
6…はいしゃ | |||
7…石橋 |
「家プロジェクト」の《1…南寺》は、すごく感動した。別料金にはなるけどぜひ、みなさん訪れてほしい。ただし、小さなお子様には《1…南寺》は向いないかも。
美術館エリア
美術館エリア
「地中美術館」、「ベネッセミュージアム」、「李禹煥美術館」、そして、「杉本博司ギャラリー 時の回廊」など美術館・ミュージアムが連なるエリアです。
いずれの美術館も建築家の安藤忠雄氏の設計によるものでアート作品とともに安藤忠雄の建築哲学に触れることができます。
<写真引用> WEBサイト Benesse Art Site Naoshimaより https://benesse-artsite.jp/art/lee-ufan.html
美術館エリア フォトギャラリー
地中美術館
ベネッセミュージアム / 李禹煥美術館
4つの美術館<概略>
4つの美術館の内、「地中美術館」と「ギャラリー 時の回廊」では、事前予約が推奨されています。少々、面倒ですが、オンラインで予約できるため事前の予約をオススメします。
予約の必要性 | 鑑賞時間<目安> | 移動時間(1) | 移動時間(2) | |
地中美術館 | 予約推奨<時間指定> | 60~90分 | 地中美術館ーベネッセM 徒歩10分、無料バス2分 | |
ベネッセミュージアム | 当日購入と事前予約のいずれも可能 | 60分 | ベネッセMー李禹煥美術館 徒歩10分、無料バス2分 | |
李禹煥美術館 | 30分 | 李禹煥美術館ー時の回廊 徒歩10分、無料バス2分 | ||
ギャラリー 時の回廊 | 予約推奨<時間指定> | 60~90分 |
4つの美術館<詳細>
- 開館時間:3月1日 ~ 9月30日 10:00 ~ 18:00( 最終入館17:00 )、10月1日 ~ 2月末日 10:00 ~ 17:00( 最終入館16:00 )
- 休館日:月曜日 ※ ただし、祝日の場合開館、翌日休館
- 鑑賞料金:平日 オンライン購入 2,500円/窓口購入 2,800円、土日祝 オンライン購入 2,700円/窓口購入 3,000円
- オンラインチケットの購入はこちら
<引用> WEBサイト Benesse Art Site Naoshima https://benesse-artsite.jp/art/chichu.html より
アートとともに安藤忠雄氏の建築美を感じることができました。
町内での交通手段・アクセス
町内の移動手段は、次の通りです。町内バスは、30分間隔で運行しています。ただし、町内バスで島内を1周することはできず、美術館エリアへは、一旦、無料シャトルバスへの乗り継ぎが必要です。さらに、町内バスは28人乗りと中型で混雑時は乗車できない場合があるようです。
レンタサイクルを利用すれば、時間的な制約は少なくなりますが、美術館エリアでは、登りが少々厳しいです。詳しくは動画をご覧ください。
- 町内バス➕無料バス・・・100円(町内バス1回乗車)
- レンタサイクル・・・・・1,000〜1,500円(電動アシスト付き)
- レンタ原付バイク・・・・2,500円(原付の場合)
- レンタカー・・・・・・・4,800円〜(軽自動車:3時間利用の場合)
- タクシー・・・・・・・・1,200〜1,500円程度(宮浦エリアから本村エリアの場合)
(参考)サディは、レンタバイク(原付)をお借りして町内を1周しました。
宮浦エリアの主なレンタサイクル店
宮浦エリアにはレンタサイクル店が4店舗あるようです。お店の方のお話では、繁忙期は全ての自転車が貸し出されるほど利用者が多いそうです。可能であれば事前に予約しておきたいですね。
おうぎやレンタサイクル | T.V.C 直島レンタサイクル.宮ノ浦店 | 直島ふうちゃんレンタサイクル | ゆうなぎ | |
電動自転車 | 1,500円 | 1,500円 | 1,000円 | 500円(非電動) |
ネット予約 | 可能(前日まで) | 可能(前々日まで) | 不可 | 不可 |
電話予約 | 不可 | 可能 | 不可 | 不可 |
リンク | https://ougiya-naoshima.jp/rental.html | https://tvc-service.com | https://x.com/naoshima_fuchan | http://www.yuunagi.biz/rental/ |
直島までのアクセス
直島へのアクセスは、岡山県宇野港と香川県高松港の二つの港からフェリー等が利用できます。直島は、香川県ですが、直線距離では、岡山県の方が近く、岡山県宇野港から直島まではフェリーで20分ほどです。
これに対して、香川県高松港からはフェリーで60分(高速船を除く)が必要になります。
関西・関東方面から直島に向かうなら岡山県宇野港の方が便利かもしれません。ただし、小豆島や女木島・男木島など瀬戸内海の島巡りを楽しむなら高松を拠点にしてもよいと思います。
- 香川県高松港より・・・・・・・約60分(片道 520円(往復割引 990円))
- 岡山県宇野港より・・・・・・・約20分(片道 300円(往復割引 570円))
高松港からは「高速旅客船」(片道 1,220円)もあります。
直島までのアクセス(詳細)
香川県高松港と岡山県宇野港からフェリーについて整理しました。いずれも宮浦港へ到着する場合です。
- 所要時間:約60分(フェリー)/ 約30分(高速船)
- 料 金:片道 520円(往復割引 990円)/ 片道 1,220円(高速船)
- 運 行:1日5往復(フェリー)/ 1日3往復(高速船)
旅行プラン(日帰りモデル)
日帰り旅行を想定した旅行プランを作りました。高松港出発と宇野港出発の2パタンがあります。
日帰りの旅行プラン(モデル)
9:02. 宮浦港 フェリー下船
9:05 草間彌生「赤南瓜」直島銭湯 「I♥湯」(外観)等、アート鑑賞
9:45 町内バス(宮浦港乗車)
9:51 町内バス(農協前下車)
「家プロジェクト」《1…南寺》他、7軒、ANDO MUSIUM等を鑑賞・見学
11:30 本村エリアでランチ
12:46 町内バス(農協前乗車)
12:53 町内バス(つつじ荘下車)
13:00 草間彌生「黄南瓜」鑑賞
13:25. 無料シャトル(つつじ荘乗車)
13:32. 無料シャトル(地中美術館下車)
13:45 地中美術館 入館
15:25 無料シャトルバス(地中美術館乗車)
15:27 無料シャトルバス(李禹煥美術館下車)
15:30. 李禹煥美術館 入館
16:02. 無料シャトルバス(李禹煥美術館乗車)
16:07. 無料シャトルバス(つつじ荘下車)
16:13. 町内バス(つつじ荘乗車)
16:25. 町内バス(宮浦港下車)
18:00 高松港着
直島観光で注意すべき点は?
代表的なアートスポットは事前予約《時間指定》が必要
繰り返しになりますが、「本村エリア」にある家プロジェクト《南寺》と《きんざ》は、事前に時間指定の予約が推奨されています。
また、「美術館エリア」の地中美術館も時間指定を含む事前予約が推奨されています。
繁忙期は、予約枠が埋まってしまうこともあるようです。早めにスケジュールを立てておく方が良いでしょう。
ランチについて
基本的に町内の飲食店は、少ないようです。本村地区には、古民家を改造したカフェなどがありますが、繁忙期は混雑するようです。宮浦港の隣接する「海の駅 みやうら」に売店がある他、宮浦港から本村エリアへの途中にコンビニがありますので活用してください。なお、コンビニの位置は動画でご紹介しています。